先日、お客様から
家の断捨離で不要になったからと
バカラのグラスを頂きました😲
ば、ば、バカラのグラスが不要になるって・・・
逆に必要な物は、残したい物は何ですか?
思わず質問しました。
「う~ん・・・特にないですが・・・」
「今使っているiPadとか、生活必需品ですかねえ」
そういえば、時々、iPadの中に入れている
写真を開いて幼い頃の写真を見せてくださいます。
その方にとっては、iPadはアルバムなのですね。
アルバムを開くように、幼少期の思い出や
ご両親のことを話します。
お聞きしながら、(自宅のアルバムより
iPadに入れておいたほうがいいなあ。)
そう思って、私も少し
自分のスマホに昔の動画を入れました。
さて、
皆さんは、残したい物はありますか?
幼い頃、学習机の引き出し上段は
私の宝物入れでした。
両手で、胸元の引き出しをグッと引くと、
一面に宝が並びます。
綺麗に並べられた、可愛い便箋やら
香りのする紙ソープやら、使えない量の消しゴムや
友人の手紙など。
前後を並べ替えたり、空箱のちょうどよいものが見つかれば
その中にピッタリ入るように何度も入れ替えたり。
時間を忘れて、ウットリ幸せになったものです。
ある日、ずっと大切にしていた
500円玉ほどの「夜間飛行」という香水の瓶を、
開けると消えていきそうで、瓶の外側から
香りを匂っては、美しい香りに陶酔していたのに、
ある日。
瓶を覗くと、蒸発したのか
一滴も残っていなくて、ひどくショックを受けたことを
今でも鮮明に覚えています。
いつ、いつから、
大切な物が、それほどは なくなるのでしょう?
大人になったから?
何でも買える年齢になったから?
謎です。
最後に残るのは、
買えない何か なのでしょう。
幼い頃の記憶。
母が大切にしていたスカーフ。
祖父の、祖母が縫った荷物袋。
思い出の写真。
それは二つとない唯一無二のもので、
もしそれが失われた場合、どんなに素晴らしいものであっても、
その代わりをすることはできない。
秋なので?センチメンタルな
宝物の話。
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