おととい
たまたま用事があっていつもと違う道を歩いていた。
小雨の中、ふと足元に小学生の名札が落ちているのが目に留まった。
『○○小学校○年○組 おおいた たろう(仮)』と書いてあった。
何かの拍子に落としたのだろう。
翌日、娘に届けさせた。
きょう
たまたま、いつもと違う道を歩いて帰ったという娘が家に入るなり
「ママーー!ママー! すごいことが起きたんでー!」
「うん。うん。何?」
「これ見て! 拾った!!」
上靴入れと、上靴。
「はあ。」
「あの子やん!名札の子!」
雨に打たれ、汚れてネズミ色に見える。
『おおいたたろう(仮)』
(!?)
え?
・・・おととい拾った名札の子・・・
今度は上靴?
・・・
におう
今日は水曜日です。上靴を持ち帰ることがあるとしたら金曜日でしょう。
しかも、落ちていたのではなく、塀の上に”置かれていた”といいます。
違う方向で見つけた 2つの 一人の落し物
(どうしよう・・・。知らないクラス、知らない先生だけど、届けるだけでいいのだろうか)
「もーなんなん!」娘は上靴を洗っています。
電話をしました。教頭先生が出られ、その担任の先生に変わってもらいました。
「今日は、たろうさんは上靴は履いていましたでしょうか」
「ええ。たぶん履いていたと思います。」
「失礼かもしれませんが、たろうさんはいじめにはあっていませんか?」
「いえー ないと思うんですが」
「そうだといいんですが・・。明日、乾かして届けますので、宜しくお願いします。」
「わかりました。ありがとうございます。」
赤の他人だが、立ち入るのはお節介。何もないことを祈りつつ。
先生お願いします。万が一何かあってから、「知らなかった」では、すまされません。
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