こばけんです!久々にワインを家で飲みました。
さてこの写真で気になる物があります。それは何でしょう??
そうです!仮面型土偶「仮面の女神」です!
というのは冗談で、彼女の前にあるガラス栓です。
今ではワインの栓には様々な物が用いられています。これらを総称してクロージャーと呼びます。クロージャー、そう呼ぶだけで何だかカッコいい様な、カッコつけてんなぁ(笑)って感じになりますよね。
写真のガラス栓は Vino-Lok/ヴィノロックと言います。瓶に接する部分にはシリコンが装着されていて、何度開け閉めしても密栓することができるという優れものなんです。
そして何よりも、ブショネ(コルク臭)を防ぐことができます。ソムリエが抜栓したあとクンクンするあれです。
このブショネですがなかなかの困りものでして、汚染されたワインを嗅いでも嗅覚がマヒしてしまい、果実味等を感じとれなくなってしまいます。
この他にもスクリューキャップ、特殊処理を施した圧搾コルクなど様々なクロージャーのお陰で現在ではブショネの発生率は2~3%になったと言われています。
ですが!昔とあるワイン会にオーナーと出張した時の話です。なんと、大量にブショネのワインに当たってしまい二人で途方にくれた経験があります。オーナーは『なにえ!』を連発してまいた(笑)。このブショネ、当たるときは当たるんです。というか僕が当たることが多いのでしょうか?
また別の話なのですが、多くの同業者が集まるあるイベントで、たまたまその時ブショネが出てしまい、勉強になるからと皆さんがそのコルクを嗅いでいました。今ではそれほど嗅ぐ機会のないニオイになってきたのかもしれません。
どんなニオイか気になりますよね??なんというか、濡らした段ボールにカビをはやした様な何とも言えない、いや~な匂いなんです。もしヴァンチャットで見つけてしまったら取っておきますね!
困りものブショネではありますが、やはり長期熟成させるワインには天然コルクが重要だと考えてます。何より僕たちの仕事減って困ります。
このクロージャーのお話なんですが、掘り下げるとめちゃくちゃ面白いんですが続きはまたお店で!!
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