最近、若い方のご予約が少しずつ増えてきました。
お話をすると、とてもワインがお好き(または、興味がある)
という方が多いです。
昨夜も1組2名。20代前半?女性からご予約があって、小林が
ワインを説明している様子がありました。
ワインを生業にしている私どもにとっては
それはとても嬉しいことで、先々のことを考えると
未来に文化を残していくためにも、
雑然と色々なことを絶やさない、って
大切なのではないかな。なんて思うわけです。
あれだけ”オンライン”だ、”遠隔だ”と言っていたのに
人は動物。動く生き物なんですね。
会って触れあってこそ生まれる会話は尊いのかもしれません。
ワインとおしゃべり。
さて。
前半忙しかったヴァンチャットで、スタッフには
「もっと動いてほしいな」「こうしてほしいな」が
現れます。
お互い、気を遣いあって言えないこともあるでしょう?
CA時代の話ですが、
新しい資格を取得したら3か月間、「コメント期間」というものが
ありました。
言われなくても、自分から「コメントお願いします!」と
クルーにアドバイスをもらいに行く制度です。
これが会社のオーダーなのか、習わしのジャンルなのかは不明。
とにかくも、絶対もらいにいく制度なのです。
CAは支店に6000人くらい?いたので
フライト事にメンバーは変わります。全メンバーが初対面だったり
寄せ集めの中に奇跡的に同期がいたり、数名が知らない人ということも。
国際線は最大18名くらいで、全員初めての場合は大変です。
勤務開始の集合場所(テーブル)に着くやいなや
「○○(所属)の○○です。どうぞよろしくお願いいたします。」と
言って歩く。挨拶は後輩から、です。
今思えば、コメント制度は効率的なシステムですね。
初対面でも言いやすいメリットがあったんですねえ😌
一度だけ、あれはいつだったか。宮崎か、ロスか。
入社間もない頃だったと思うのですが
クルー全員に宿泊先に着くまでのバスの中
信号待ちの止まった瞬間ごとに、お尻を浮かせてスルリと
先輩の隣に座ります。
そして「恐れ入ります。今日のコメントをお願いします!」
先輩はしばらく考えて「そうねえ…あれは・・・」と私の至らない所を
思い出しながら指摘してくれます。
そうこうしているうちに、ホテルに着いてしまって
フロントで(一人聞き漏れたなあ、どうしよう…)と悩んでいるうちに
解散になりました。
復路でも同じ。支店に帰ってきて、勤務が終わってすぐに
あるいはわずかな隙を見て「コメントお願いします!」
その時です。
往路で聞きそびれた先輩に頼んだら、私にこう言いました。
「行き、コメント聞きに来た?」
「はい…すみません。伺っていないです…💦」
「そう…。ちゃんと聞きに来て!」
「申し訳ございません!」
そして、先輩が「今日はね、特にないかな。」
・・・
この、”特にないかな”は
あなたにはもうアドバイスはしませんよ。っていう意味なのか
本当に何もないのか。
あの時、聞き返すことはできませんでした。
先輩、どちらでしょうか?
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