先日、お茶の稽古で炭点前の際に
先生が「この羽根は白鳥ですよ」と言って
真っ白な羽箒(はぼうき・はねぼうき)で
清める様子を見て、ふと思いました。
この美しい羽根って…
どうやって獲っているんだろう?
まさか、昔の三味線のように
○の皮を使うのに、殺生があるのでは?
気になりだしたら止まらず、探し当て
届いた本を読みました。
日本代表のサッカーに意気消沈しながら
読んでいて、判ったこと。
タンチョウの場合、自庭で飼育していると
毎年換羽(かんう)の時期が1回あって
それらを集めていたそうです。
また、千利休や堺の商人はガンの羽根を
使っていたそうです。
雁は越冬地の日本で換羽はしないので
どこか異国の地から入手したのではないかと
一緒になって想像を巡らせました。
いずれにしても、よかった。
羽根の生え替わりで作られていたのかも
と思うとちょっと安心しました。
さて、この羽箒は
炭を起こす前後のその場を清める意味があるそうですが
清めるのはホコリだけではなく
心も、のようです。
和敬清寂、は静寂ではなく清寂
今度から、手前のときは
しっかり心を清めよう。
⚠タンチョウは明治時代に乱獲されて、一時
絶滅寸前になったそうです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。