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少し前のことです。

竹田の弟が
以前は2カ所あった道路が塞がって1カ所になったので、
災害の時に孤立するから、
市街地に引っ越そうかな、と言うので

(父は連れていくん?)
(父は街では暮らせんぞ・・・)
を飲み込んで、
戸惑いながらも、弟夫婦のこと。

「好きにしたらいいけど。
家賃、光熱費、水道は有料(※実家は無料の湧き水です)
案外お金がかかるよ。一度きちんと計算したらいいよ。」
と言いました。
義妹はただじっと聞いています。
夫婦でそんな話になるのだろうけれど、ここで口を挟まない。
できた義妹です。

台所のテーブル。部活帰りの遅い夕食を食べながら
横目で話を聞いていた甥っ子(長男・第1子)に
突然、弟が声をかけました。
「なあ、街に引っ越そうか?」

すると、甥っ子は
「えー、嫌や」と言いました。

弟が「なんで?」とたずねると
甥っ子はこう言いました。

「お墓があるけん。」

弟「・・・」
私「・・・」

思わず、黙り込みました。

お墓があるけん。
中学校1年生の甥っ子(長男)は
お墓を守るので、この”くそ田舎”に住むのだそうです。

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