「もう ピザ屋っすねえ」
厨房で一平ちゃんがつぶやいた。
明日は昼から仕込みに入って、
ピザを生地を機械2回分 作らないといけないらしい。
店長もつぶやきます。
「一平ちゃんに 仕込みの負担がいってるねえ・・」
事件は そんな中、起こりました。
サングリアが出過ぎて、一人分ずつ小分けしているものが無くなりました。
これを忙しい中で作るのは とても大変です。
バタバタの中、こばけんちゃんが
「ぼく、ちょっと作りますね」
私は言います。
「お昼にしとかんと いけんやん」
一平ちゃん 「あー はい。」
そうなんです。一平ちゃんはいつも言い訳をしません。
でも、一平ちゃんが、「あー 」 と言ったときは、必ず理由があります。
それでも言わないのです。
おそらくは
それどころじゃないくらい 忙しかった
んだと思います。
キッシュ、ヴァンハーグ、パテ、ピザ生地・・・
「もう ピザ屋っすねえ」
厨房でつぶやいた 一平ちゃんの声が
わたしの脳内でリフレインします。
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