ブログご無沙汰してすみません!こばけんです!
11月3日、JSA主催のブラインドテイスティングのコンテストに行ってきました🍷!
はじめは全く参加するつもりはなかったのですが、ワインエキスパートで『酒飲み』の大先輩のNさんに誘っていただいたので腹を決めました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本業の僕らにとってはあまりメリットがないような・・・いやそんなことはありませんね。何事も挑戦です。しかし全く歯が立たなかったら自分の実力不足を思い知らされる残酷な大会です。
好成績を残すことが出来れば良いのですが、予選通過は約五百人中(エントリー人数)、上位僅か十名に残らなければ決勝の舞台に残れません。しかも変態的なスーパーテイスターのソムリエ、愛好家の皆さんが世の中にはたくさんいらっしゃいます。なんの前情報もないブラインドでいきなりジュラのシャルドネをピンポイントで当ててくるようなとんでもない人たちが参加している大会なのです。恐ろしい・・・
しかしせっかく参加しましたので、僕の答えを公開します。結果の発表は8日月曜日です。答えを発表してから色々いうのは何とでも言えますからね。大外ししてたら大いに笑ってください。
ちなみに大会は午後から。お昼ご飯はNさんと。そこからすでにブラインドの棘の道は始まっていたのです(笑)。
さて会場につくと六種のグラスが並んでいました。
白二種、赤二種、無色透明の飲料二種。む、無色透明??リキュール?蒸留酒?まさか二つとも日本酒???日本酒だったらここで試合終了や😨。などと頭の中で色々考えながらオリエンテーションを終えます。
さてマスクを外してスタート!!会場に漂う香りで嫌な予感はしていましたが、二種とも日本酒でした・・・(笑)。まぁワインだけでもしっかり当てて行こう。気を取り直して白ワインから順番にテイスティングします。
1番の白ワイン
外観はグリーンがっかったレモンイエロー、柑橘類、リンゴ、洋ナシの香り・・少し還元してる?ふむふむ。口に含むとプチプチ溶存炭酸ガスを感じる。ここでシュールリー?スクリューキャップ?少しニュートラルな印象かな?などと考え甲州、ミュスカデなどが選択肢にあがる。いや、でも若干のペトロール香感じるなぁ。ただリースリングのモノテルペンの印象というよりは、青いハーブ、若干のロタンドン感じないか(僕は多分ロタンドンの閾値は低いです)??ということは・・・ヴァッハウ?いやヴァッハウだったらもっとスパイシーなはず。
僕の答え グリューナー・フェルトリーナー 2019 オーストリア カンプタール
2番の赤ワイン
これも外観は同じく若い感じやな。香り嗅いでみる。なんやこれ、結構アロマティックな品種?というか全体的に認定試験の時より温度高いよね。ヴィオニエの化粧石鹸みたいな感じはないし・・メロン、ハチミツ??コリアンダーシードの香りもあるような・・何だろう??口に含んである記憶がよみがえります。この酸、ヨードの感じどっかで飲んだ味・・もしかして・・
2番のワイン アルバリーニョ 2018 リアスバイシャス
3番の赤ワイン
落ち着いたダークチェリーレッド。というかスモーキーさ、熟成感。香りも干しプラムやら、乾燥イチジクのような・・ということはネッビオーロ?いやタンニンの質が違う。じゃあサンジヨベーゼ?うーん違うような・・。味を確認した後もう一度香りをかぎます。そこでココナッツミルクのような甘い香りを感じます。あ!これアメリカンオーク使ってね??
3番のワイン テンプラニーリョ 2013 リオハ
4番のワイン これも外観はダークチェリーレッドだけど、3番のワインに比べると若いような気がするな・・。黒系の果実の香り、牡丹、杉・・シラーズ、とかシラーか??でもスパイシーな感じというよりさっきからメトキシピラジン(ピーマンのような香り)をかなり感じるんやけど。全体の凝縮感考えたら南半球じゃないかも知れないけど、この糖度はそこそこなのに未成熟感ってどこ?日本?違う。うーん・・迷ったあげくピラジンに引っ張られて
4番 カベルネソーヴィニヨン チリ マイポヴァレー 2017
5,6番なんやこれ日本酒は好きだけどわからん・・・・。酒母っち何があったっけ??ずっとサケディプロマから逃げてきた報いですね・・しかしおいしいなぁ。ごくごく。頭の中に残る教本にあったであろう薄い知識で何とか答えを埋めました。
選択肢を選んでマークシートで埋める資格試験とは違って、ゼロから全てを推測する本当のブラインドでした。
答え発表まで震えながら過ごします。まぁ恐らく予選突破は夢のまた夢。それにしてもまだまだま全く勉強不足です。これからももっと沢山勉強しなければと強く思いました。
それと誘っていただいたNさん本当にありがとうございます。行きのバスからほぼずっとワインの話で一日中盛り上がってとても楽しかったです😆。
コメント
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Nです。結果が出る前に自らの回答を晒すなんて勇気に拍手です。さすがプロのテイスティングコメントは参考になります。「ワインは方向性!外しても外し方がある!日本からインドを目指し旅して、インドネシアに辿り着いてもそれは負けではない。ロシアに着いたら俺の負け!」をモットーとする私からすると、この様なロジカルなコメントは素直に憧れます。ということで、俺の回答を晒すなよ笑
とは言ったものの、気づいたらロシアに行ってたらどうしましょう・・・