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こばけんです!

またまた驚きのニュースです。

ボルドーの格付けといえば、5大シャトーを有するメドックの格付けが有名ですが、ボルドー右岸、サン・テミリオンの格付けはこれまでに6回もの改訂が行われ、非常に厳格でボルドーの格付けの中で最も信頼におけるものと言われています。

ソムリエ試験でも、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAのシャトー・オーゾンヌ、シャトー・シュヴァル・ブラン、そして2012年の最新の格付けで加わったシャトー・アンジェリスとシャトー・パヴィの四つは必ず覚えていなければいけない重要なシャトーです。

ところが、シャトー・オーゾンヌ、シャトー・シュヴァル・ブランが2022年に予定されている次回の格付けに申請せず、撤退することを決めたというのです。

ワインレポートによりますと、

シュヴァル・ブランの支配人と技術責任者のピエール・オリヴィエ・クルエは『格付けの評価基準がテロワール、ワイン、歴史などの我々に基本的なものからあまりにもかけ離れている。その他副次的な要素が、最終的な要素スコアで重視されすぎている』と理由を語ったそうです。

また、オーゾンヌのポーリーヌ・ヴォーティエによりますと、『テイスティングやテロワールの部分が、レセプションやソーシャル・ネットワークに比べて小さすぎる。オーゾンヌの基本中の基本』とし、『過去15年間のワインのだけを試飲で判断すべきとされているが、偉大なワインを判断するのはもっと長い期間』と、評価基準の問題を指摘したそうです。

格付けに関しては、これまでも、SNSやパーカーポイント、ホスピタリティなどが大きな比重を占めていることに批判の声が出ていました。

象徴的なこの2つのシャトーの撤退は、市場に大きな影響を与えるのは間違いないと言えるでしょう。

私自身も大変驚きました。

ヴァンチャットのワインリストにはプルミエ・グラン・クリュ・クラッセA昇格前のシャトー・パヴィ 2008がオンリストされています。右岸のラフィットと形容される、複雑かつ芳醇なワインを是非味わってみてください。

僕も飲みたい!!です(笑)

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